1994年冬、初代プレイステーションが発売されてから22年が経ちました。22年!!
PS1のエミュレータは、次世代機PS2への代替わりに合わせて発達した経緯があるので、一番開発が活発だった時期も随分前になります。今回使用するエミュレータも設計が昔なので、動作はともかく、UIが使いにくい。遊ぶのは結構面倒です。そういった意味ではおすすめ度は低い。
しかし、PS1には他に代えがたい(そしてリバイバルされていない)ゲームも多数。GPD-WINなら、電車の中でちょっと懐かしむには丁度いい、かも知れません。(大概はメニューからゲームを選び、動作設定しているうちに電車を降りる時間になります)
今回使うエミュレータ
ePSXe(公式のダウンロードサイト)
XEBRA(公式ページ。ダウンロードは一番下から2番めの画像をクリック)
好きな方を使えばOK。設定はXEBRAのほうが楽だが、ePSXeのほうが調整が効く。
両者とも、PSのBIOSファイルが必要なので別途用意する。
再現性はXEBRAのほうが上、と言われているがどっちも大したもんです。
同時に、どっちもUIがヘボいです。
XEBRAの設定と操作
(解説サイト様)
設定は基本デフォルトで動く。
初回起動時はBIOSファイルを指定する。(もしくはFile>Open>OS ROM Imageで選択)
(BIOSファイルはOSROMというファイル名でコピーされます)
コントローラの設定はView>Controllerから。上中央のプルダウンで種別を選び、ボタン設定。
ソフトの読み込みはFile>Open>CDROM IMAGE。
ソフトを入れたら、メニューのRun>Power(1)で起動。
アプリの終了はFile>Exit。
キーボードショートカットが無いのでメニューの操作は結構面倒です。
JoyToKeyによるマウスの設定は必須。
なお、GPD WINで動作速度はほぼ100%出ていると思います。
追記:2018年1月に更新があった模様。追ってテストします。
ePSXeの設定と操作
あらかじめBIOSをBIOSフォルダに入れておく。
初回起動時は、最初にプラグインの設定を行う必要があります。
複数選択肢があって迷いそうなところだけ。
(1)ビデオの設定はePSXe GPU coreを選ぶ。
Pete'sのほうが一般的評価は高いがGPD WINではうまく動かなかった
(2)CDROMの設定はどっちでもいい。どうせGPDWINにはCDドライブは無い。
(3)コントローラーの設定では、外付けマウスを推奨したい。
JoyToKey併用で設定を試みたが、なかなかテクニカル。
あとはゲームを選ぶ。ファイル>ISOの起動でゲームを選ぶ。
一時停止はESCキー。
■ePSXeの注意点
ゲームを起動するとフルスクリーンに切り替わるが、Windowsの解像度自体を変更している。
そのため、ゲーム終了後、開いていた窓やアイコンのレイアウトが崩れる。
コントローラーの設定等はレジストリに書き込まれる。
(情報元:http://yu-ju.jugem.jp/?eid=69)
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥epsxe¥config
(コントローラーやBIOS、メモリーカードなどの設定)
GPD-WIN+XpadモードのePSXeレジストリ情報(使用は自己責任)(BIOSはscph7000.bin)
プレステエミュのメモ
(1)音楽が鳴らない時の対応例
ゲームソフトの中には、トラック2以降にCD-DAが入っている物がある。
それらを動かす際には、ゲーム選択時にキューシート(.cue)を選択する。
キューシートはテキストファイル。含まれるファイル名は拡張子含めて正しく記述されているか確認。
一応、ePSXe、XEBRA共に、CUEファイル+BINファイル(トラック1)+WAVファイル(トラック2以降)で音楽が鳴りました(初代RidgeRacerで確認)。